日本、アイルランド、フィルピン、カンボジア 原体験から見る「わたし」の比較文化論
私は、3カ国で暮らした経験がある。
その中で文化の違いを感じてきた。
そして、今回のカンボジア研修でも、その視点をもって参加した。
そこで、それぞれのお風呂タイムの違いから、文化の比較を試みる。
これは日本とは全く違う。
日本に住んでいた子供の頃は、母親と普通にお風呂に入っていたが、 アイルランドに引っ越した後は入らなくなった。 妹と一緒に入ろうとしても、「一人でしなさい」と言われていた。 日本では、そのような決まりはない。
だが、 フィルピンとカンボジアは似ていることに気づいた。
フィルピンでは、お金を持っている人はちゃんとしたお湯の出るシャワーがある。
義母の実家は田舎(ドゥマゲッテ)の方で、シャワーがなかった。
普通のシャワーがなかったので、Tabo Showerでお風呂に入ってた。
Tanbo Showerとは?
普通サイズのバケツに水入れて、
手桶を使って頭から水を流す。
狭いので、一人しか入れない。
日本ではよく温泉にいったり、お風呂入っていた私は、
人生初のカルチャーショックを受けた。
カンボジアの農村で二日間過ごし、 村の風呂に入ることができた。
カンボジアの農村のお風呂は、 トイレと同じ部屋の中に有るのが一般的。
電気が十分通っている訳ではないので、 小さなランプ一つでお風呂タイム。
もちろん温かいシャワーや浴槽はなく、 あるのはトイレを流す時に使うのと同じ水。
大きな浴槽のような所に、 溜めてある水とペットボトルで作れている
手作りのシャワーヘッドで 髪と身体を濡らし、
シャンプーや石鹸で髪や体を洗い、 水で流す。
温水ではないので、 髪が長い人には少し大変かもしれない。
寒そうだが、 これが意外と平気で、
気持ちよかった。
友達と入ったので、 意外とみんなテンションが高く、楽しめた。
髪の毛はごわごわになること間違いないが、
暖かい気候のお陰で、風邪を引くことはなかった。